実践ガイド

ポートフォリオの作り方|副業・転職で選ばれる実績

副業や転職で案件を獲得するには、あなたのスキルと実績を示すポートフォリオが不可欠です。「何ができるか」を言葉で説明するより、「実際に作ったもの」を見せる方が何倍も説得力があります。この記事では、選ばれるポートフォリオの作り方を職種別に解説します。

この記事でわかること

  • ポートフォリオが必要な理由
  • 掲載すべき要素と構成
  • 職種別のポイント(エンジニア、デザイナー、ライター等)
  • 実績がない場合の対処法
  • おすすめのポートフォリオ作成ツール

なぜポートフォリオが必要なのか

クラウドソーシングや副業マッチングサービスで案件に応募する際、クライアントはプロフィールと実績を見て発注先を決めます。ポートフォリオがあると、以下のメリットがあります。

信頼性の証明

実際の成果物を見せることで、スキルレベルが一目でわかる。言葉だけの自己PRより説得力が増す。

差別化

同じスキルを持つ競合との違いを示せる。ポートフォリオ自体のクオリティもアピールに。

ミスマッチ防止

お互いのイメージを事前にすり合わせられる。「思っていたのと違う」を防ぐ。

単価アップ

質の高いポートフォリオは、高単価案件の獲得につながる。

ポートフォリオに必要な要素

基本構成

1. 自己紹介

  • 名前(本名 or ペンネーム)
  • 肩書き・専門分野
  • 簡単な経歴・バックグラウンド
  • 得意なこと・強み
  • 顔写真 or プロフィール画像

2. スキル・ツール

  • 使用できるプログラミング言語・フレームワーク
  • 使用できるデザインツール
  • 得意な領域・業界知識
  • 資格・認定

3. 作品・実績

  • 代表的な作品(3〜10点程度)
  • 各作品の説明(課題、解決策、成果)
  • スクリーンショット or デモ
  • 担当範囲の明記

4. 連絡先・SNS

  • メールアドレス
  • お問い合わせフォーム
  • X(Twitter)、LinkedIn、GitHub等

作品説明で書くべきこと

STAR法で説明する

S

Situation(状況)

どんなプロジェクト・背景だったか

T

Task(課題)

何を解決する必要があったか

A

Action(行動)

どのようなアプローチで解決したか

R

Result(成果)

どんな結果・成果が得られたか(数字があれば最高)

職種別ポートフォリオのポイント

エンジニア・プログラマー

掲載すべき要素

必須

  • GitHubプロフィール
  • 動作するデモ・サイト
  • ソースコード(公開可能なもの)
  • 使用技術の明記

あると良い

  • 技術ブログ・Qiita記事
  • OSSへの貢献履歴
  • システム構成図
  • パフォーマンス改善の数値

参考:GitHub活用ガイド

Webデザイナー・UI/UXデザイナー

掲載すべき要素

必須

  • 完成したデザイン作品
  • Before/After(リデザインの場合)
  • デザインの意図・コンセプト説明
  • 使用ツールの明記

あると良い

  • ワイヤーフレーム・プロセス
  • ユーザーリサーチの結果
  • プロトタイプ(Figma等)
  • 成果指標(CVR改善等)

Webライター・コピーライター

掲載すべき要素

必須

  • 執筆記事のサンプル(3〜5本)
  • 得意ジャンルの明記
  • SEO対策の実績(上位表示等)
  • 対応可能な記事形式

あると良い

  • PV数・成果の数値
  • 取材・インタビュー実績
  • 専門知識のアピール
  • note・ブログの運営実績

動画クリエイター

掲載すべき要素

必須

  • 編集した動画サンプル
  • 対応可能な編集スタイル
  • 使用ソフトの明記
  • 納品形式・対応プラットフォーム

あると良い

  • YouTubeチャンネル運営実績
  • 再生回数・登録者数の貢献
  • ショート動画の実績
  • サムネイル作成の実績

実績がない場合の対処法

副業を始めたばかりで実績がない場合でも、ポートフォリオを作ることは可能です。以下の方法で実績を作りましょう。

実績の作り方

1. 架空のプロジェクトを作成

実在の企業・サービスを参考に、架空のプロジェクトとして制作。「もし○○のサイトを作るなら」という形でデザインやコードを作成。

2. 個人プロジェクトを公開

自分用に作ったツール、Webサービス、ブログなどを実績として公開。趣味のプロジェクトでもOK。

3. 低単価・無料で実績を作る

最初は実績作りのため、格安または無料で案件を受ける。友人・知人の依頼、NPO・団体の仕事など。

4. コンペ・コンテストに参加

デザインコンペ、ハッカソン、ライティングコンテストなどに参加。入賞すれば強力な実績に。

5. オープンソースに貢献

エンジニアならOSSへのコントリビュート。PRがマージされれば実績として掲載可能。

架空プロジェクトの注意点

  • 「架空のプロジェクトです」と明記する
  • 実在の企業名・ロゴをそのまま使わない
  • あたかも実案件のように偽らない
  • 自分のスキルを示すサンプルとして提示

おすすめのポートフォリオ作成ツール

ノーコードで作れるサービス

ツール 特徴 料金 おすすめ
Notion シンプル、すぐ作れる 無料 ライター、PM
STUDIO デザイン自由度高い 無料〜 デザイナー
Wix テンプレート豊富 無料〜 全般
Canva PDF形式で配布も可 無料〜 デザイナー

エンジニア向け

ツール 特徴 料金
GitHub Pages GitHubで管理、技術力アピール 無料
Vercel Next.js等のモダンFW対応 無料〜
Netlify 静的サイトホスティング 無料〜

ポートフォリオのNG例

避けるべきこと

  • 更新されていない古い情報
  • 作品の説明がない
  • スマホ対応していない
  • リンク切れがある
  • 連絡先が分かりづらい
  • 守秘義務のある案件を無断掲載

心がけること

  • 定期的に更新する
  • 各作品に詳細な説明をつける
  • レスポンシブデザイン対応
  • 全リンクが正常か確認
  • 連絡先を目立つ位置に
  • 掲載許可を必ず取る

まとめ:選ばれるポートフォリオを作ろう

ポートフォリオ作成のポイント

1. 量より質:厳選した代表作を丁寧に掲載
2. 成果を数字で示す:PV数、CVR改善、売上貢献など
3. プロセスも見せる:課題→解決→成果のストーリー
4. 定期的に更新:新しい実績は随時追加
5. 実績がなければ作る:個人プロジェクト、無料案件、コンペ