GitHubはエンジニアにとって「名刺」のような存在です。プログラミング副業を始めるなら、GitHubアカウントは必須。コード管理だけでなく、ポートフォリオとして案件獲得にも活用できます。この記事では、GitHubの基本から副業での活用方法まで解説します。
この記事でわかること
- GitHubの基本機能と使い方
- ポートフォリオとしての活用方法
- 案件獲得に効果的なプロフィール作成
- GitHub Copilotを使った開発効率化
- オープンソース貢献で実績を作る方法
GitHubとは?
GitHubは、Gitというバージョン管理システムをベースにしたソースコードホスティングサービスです。世界中のエンジニアが利用しており、コードの公開・共有、チーム開発、プロジェクト管理などに使われています。
GitHubでできること
コード管理
- バージョン管理(履歴の保存)
- 変更の追跡・比較
- ブランチによる並行開発
- コードのバックアップ
チーム開発
- プルリクエスト(コードレビュー)
- Issues(タスク管理)
- Projects(プロジェクト管理)
- チームメンバーとのコラボ
公開・共有
- 公開リポジトリ
- オープンソースへの貢献
- GitHub Pages(Webホスティング)
- Gist(コードスニペット共有)
自動化
- GitHub Actions(CI/CD)
- 自動テスト・デプロイ
- 定期実行タスク
- ワークフロー自動化
GitHubの料金プラン
| プラン | 料金 | 主な機能 |
|---|---|---|
| Free | 無料 | 無制限のパブリック/プライベートリポジトリ、基本機能 |
| Pro | $4/月 | 高度なコードレビュー、Wiki、ページ |
| Team | $4/月/人 | チーム管理、高度なセキュリティ |
| Enterprise | $21/月/人 | エンタープライズ向け、SSO、監査ログ |
副業なら無料プランで十分
個人での副業利用なら、Freeプランで全く問題ありません。無制限のプライベートリポジトリ、GitHub Actions(月2,000分)、GitHub Pagesが使えます。
Gitの基本操作
GitHubを使う前に、Gitの基本操作を理解しましょう。ターミナル(コマンドライン)での操作が基本ですが、VSCodeなどのエディタからGUI操作も可能です。
基本コマンド
リポジトリの初期化・クローン
# 新規リポジトリ初期化
git init
# 既存リポジトリのクローン
git clone https://github.com/username/repo.git 変更の記録
# 変更をステージング
git add .
# コミット(変更を記録)
git commit -m "変更内容の説明"
# リモートにプッシュ
git push origin main ブランチ操作
# 新規ブランチ作成・切り替え
git checkout -b feature/new-feature
# ブランチ一覧表示
git branch
# メインブランチにマージ
git checkout main
git merge feature/new-feature 基本的なワークフロー
ブランチを作成
新機能やバグ修正用のブランチを作成
コードを変更
機能追加やバグ修正を実施
変更をコミット
変更内容を説明するメッセージと共に記録
プルリクエスト作成
変更をメインブランチに統合するリクエスト
マージ
レビュー後、メインブランチに統合
ポートフォリオとしてのGitHub活用
GitHubアカウントは、プログラミング副業における「実績証明書」です。クライアントは、応募者のGitHubを見てスキルを判断することが多いため、魅力的なプロフィールと活動履歴を作りましょう。
プロフィールの最適化
効果的なプロフィール要素
プロフィールREADMEの例
# Hi, I'm [Your Name] 👋
## About Me
フルスタックエンジニア。React/Next.js、TypeScript、Pythonが得意。
副業でWebアプリケーション開発を行っています。
## Tech Stack



## Stats

## Contact
- Twitter: @yourhandle
- Email: your@email.com ピン留めすべきリポジトリ
効果的なリポジトリ
- 完成したプロジェクト
- README.mdが充実している
- デモサイト/スクショがある
- コードが整理されている
- 継続的にメンテナンスされている
避けるべきリポジトリ
- 未完成・放置プロジェクト
- README.mdがない/不十分
- チュートリアルのコピー
- コードが乱雑
- コミット履歴がほぼない
GitHub Copilotで開発効率化
GitHub CopilotはAIによるコード補完ツールです。コメントや関数名から意図を読み取り、コードを自動生成します。副業の開発効率を大幅に向上させることができます。
GitHub Copilotの料金
| プラン | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| Individual | $10/月 | 個人利用、全機能利用可 |
| Business | $19/月/人 | 企業向け、管理機能付き |
| Enterprise | $39/月/人 | 大規模組織向け、高度な機能 |
Copilot活用のコツ
コメントから生成
やりたいことをコメントで書くと、Copilotがコードを提案。日本語コメントも対応。
関数名・変数名を明確に
意図が明確な命名をすると、より正確なコードを生成。
提案を必ずレビュー
AIの提案は常に正しいとは限らない。コードレビューは必須。
オープンソース貢献で実績を作る
オープンソースプロジェクトへの貢献は、スキルの証明になります。有名プロジェクトへのコントリビュートは、履歴書よりも強力なアピール材料になることも。
貢献の始め方
興味のあるプロジェクトを見つける
普段使っているライブラリ、フレームワークから探す。
「good first issue」を探す
初心者向けにタグ付けされたIssueから始める。
ドキュメント修正から始める
タイポ修正、翻訳、説明の追加など、低リスクな貢献から。
プルリクエストを送る
ガイドラインに従ってPRを作成。丁寧な説明を心がける。
GitHub Pagesでポートフォリオサイト公開
GitHub Pagesを使えば、無料でWebサイトを公開できます。ポートフォリオサイトをGitHubで管理・公開することで、スキルのアピールになります。
GitHub Pagesの特徴
メリット
- 完全無料
- カスタムドメイン対応
- HTTPS対応
- Gitで管理できる
- CI/CDで自動デプロイ
制限
- 静的サイトのみ
- 1GBまでの容量
- 月100GBの帯域制限
- サーバーサイド処理不可
GitHub Pages対応フレームワーク
| フレームワーク | 特徴 | 難易度 |
|---|---|---|
| Jekyll | GitHub公式、Markdown対応 | 初級 |
| Astro | 高速、モダン、コンポーネント対応 | 中級 |
| Next.js(静的エクスポート) | React製、高機能 | 中級 |
| Hugo | 超高速ビルド | 初級 |
副業案件でのGitHub活用
案件獲得時のアピール
応募時にGitHubを添付
クラウドソーシングや副業マッチングサービスの応募時に、GitHubプロフィールのURLを添付。コードの質をアピール。
類似プロジェクトを見せる
応募する案件と似た技術スタックのプロジェクトをピン留めしておく。「こんなものが作れます」を具体的に示す。
活動頻度をアピール
コントリビューショングラフが緑で埋まっていると、継続的に活動しているエンジニアという印象に。
案件進行中の使い方
プライベートリポジトリを活用
- クライアントのコードは必ずプライベートリポジトリで管理
- 適切なアクセス権限を設定
- ブランチ戦略を事前に合意
- コミットメッセージは分かりやすく